Friday, December 31, 2010

東方香霖堂 ~Curiosities of Lotus Asia.

Author : ZUN
Total Page : 207
Publisher : アスキー・メディアワークス
Publication Date : 2010-09-30

東方香霖堂 ~Curiosities of Lotus Asia.
>> 東方ファン、同人作家なら○
原作STGをクリアはせずとも一通りプレイした者です。

東方初めてな方でもそれなりに楽しめると思いますが、多少キャラクターでも知っていると、より楽しめるのではないでしょうか。



紅魔郷、妖々夢、永夜抄あたりのキャラしか出てこないことに、時代を感じる一冊。

求聞史記で東方のキャラを知り、香霖堂で幻想郷を知る。

公式設定を知るとともに、香霖の嘘か真かな蘊蓄も面白い。



挿絵の絵師が統一されていることも好印象でした。

文章の背景が古紙っぽい表現で、普通の本より読みにくいとも感じましたが、困るほどではないです。



それにしても……霊夢に魔理沙、香霖堂にお邪魔し過ぎである。
>> 綺麗です
内容はもちろん挿絵も美しく

とてもよい出来上がりだと思います。
>> 文章とイラストが上手く融合した東方読み物
香霖堂を読むのは初めてですが、ZUNさんが執筆されていて、唖采さんのイラストも可愛く雰囲気のあるものだったので、購入しました。

霖之助、魔理沙、霊夢を中心とした話で、登場キャラはレミリア、咲夜、紫、妖夢などで、名前だけ出てくるキャラもいますが、メインは妖々夢までのキャラです。

1話4ページ強の全27話の短編集で、本編のように大きな異変を解決するわけではないのですが、霊夢や魔理沙たちの日常を垣間見ることができます。

霖之助の蘊蓄自体は回りくどいですが、文章自体は読みやすいので、さくさく読めますし、読み返しても面白いです。

また、『幻想郷は明治時代で固定されている』など、幻想郷自体の設定も時々紹介されますので、今までのゲームの内容と照らし合わせると新たな発見があると思います。



表紙だけでなく、中の挿絵もすべて唖采さんです。

1話につき1ページのカラー挿絵と、単色カラーの小さな挿絵があるので、絵柄がお気に入りであれば、イラストだけでも買う価値があると思います。



ハードカバー仕様で、和風に統一されたデザインもとても凝っています。

紙質ですが、すべてのページが古紙柄が印刷されていて、雰囲気はあります。

反面、光沢がある紙質なので、テカテカしていて照明によっては反射して文字が読みにくいと感じました。



霊夢や魔理沙、咲夜のファンだけでなく、東方の読み物としても面白いので、オススメです。

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