Author : 穴澤賢
Total Page : 176
Publisher : 世界文化社
Publication Date : 2010-10-21
またね、富士丸。
>> ペットロスでは言い尽くせない
富士丸くんの急死、衝撃的な胸騒ぎのする読み始めでした。
富士丸くんを家族として、息子として大事にしていた筆者の
苦悩と悲しみと後悔の日々。周囲の温かい支え。
大事なものを失って、必死に生き、
少しずつ強くなろうとしていく様子が、
リアリティをもって伝わってくる内容でした。
大事な家族を失ったばかりの自分の感情にも通じる
やり場のないせつなさや悲しみが
共感を呼び、そして、勇気を貰いました。
暗い影を背負ったテーマですが、
その文章は非常に軽快で、
富士丸くんが一緒に駆け抜けているのではないかと思えるほど。
ところどころ差し込まれた美しくかわいらしい写真も見ごたえあり。
そばにいるんだよ、と富士丸くんが言ってくれているような、
ふっと肩の力が抜けるような効果も。
ペットロスなんかじゃ言い表せない、
家族を失った全ての人に、勇気をくれる一冊です。
ありがとう富士丸くん、ありがとう穴澤さん。
>> 無題
『富士丸な日々』というペットブログで人気のハスキーとコリーのミックス犬、富士丸。
去年の10月1日に富士丸が亡くなってから、著者であり、飼い主でもある“父ちゃん”こと穴澤氏がどのような日々を送っていたかが赤裸々に書かれている作品です。
大事なパートナーと何気ない日常を過ごせることが如何に有り難いかという事を教えてくれる、そんな一冊です。
>> 驚きました。
ブログを楽しみにいつも拝見してました。ある日、ブログ更新が途絶えてしまい、きっと何かあったんだ!と胸騒ぎを覚えながら、毎日ブログチェックしていたら…富士丸君が亡くなってしまったと…。今でも忘れられないあの日の衝撃。その頃からの著者穴澤さんの様子が手に取るように分かる本です。私達ブログファンが知り得なかった事実がありのままに書かれていると思います。喪失の日々をどのように過ごし、またどのように再生し続けているか…。
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