Author : 大前 研一
Total Page : 210
Publisher : 小学館
Publication Date : 2010-09-29
この国を出よ
>> この国を出ろと言われたって?
熱いオヤジ2人による亡国論。大前研一氏というコンサルタントと柳井正という経営者、
この二人とも枕詞に「世界的」がつく。
今の日本を憂うお気持ち、よーくわかります。確かにそうだ。
国の返すあてがあるのかないのかわからないような借金、政治の貧困さ、
どれ一つとっても元気が出ない。
それはそうですが、この国を出ろ!と言われたってどうすりゃいいのさ?
熱いオヤジ2人が語っているほど、日本は悲劇的な国ではないと思います。
三食ちゃんと食べれるし、娯楽も沢山あるし、病院もあるし。
別にバブルの時のようにナンバー1になる必要はないでしょう。
「2番じゃだめですか?」と思わずいってやりたくなりました。
>> 世界へ飛び出して確かめます
とてもショッキングな内容でした。
世界でも有名なお二人がおっしゃることなので、
今の日本の状況は本当にすごいことになっているんでしょう。
説得力があります。
特に政治に関しては私も同感です。
おかしいを通り越して呆れています。
そこまで日本の政治の悪いとこがわかっているのなら
お二人に政治家になってほしいところですが、
ひとりやふたりが中に入っても何も変わらない場所なんでしょうね。
悲しいです。
もう政治家には頼らず、世界の情勢を自分で知り、会社や仕事を通じて、
私達ひとりひとりが意識をして日本を変えていかなくてはだめなんだなと思いました。
「今の日本はどこかおかしい」と思っている方がこの本を読むと
「だからこうなったのか!」という答えが見つかるかもしれません。
5つ星にしたいのですが、
全ての話を鵜呑みにするのは危険なので4つ星としました。
でもほとんどが真実なんでしょうね。
これからの日本はどうなるんでしょうか。
英語をもっと勉強して、
世界情勢をいち早くゲットできるようにしたいです。
「これからの日本」について考える、
良いきっかけになる本です。
>> 社会と自分を見直すきっかけに・・・
15年ほど前、私は海外で仕事をする経験をしました。
その時、海外から日本を見て、安全で経済・文化共に豊かであり「日本はすばらしい国だ!」と強く感じたものです。
ですから海外は大変・日本で安心した生活が送りたいと思っていました。
でも、この本では危機的日本の状況と、小さくなった日本人を強く指摘しています。
小さくなった私の中にあるグローバルな感覚を呼び起し、自分を見直すきっかけになりました。
日本をタイムリーに描いた本です。是非、今読むべき本だと思います。
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