Sunday, November 14, 2010

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

Author : ティナ・シーリグ
Total Page : 231
Publisher : 阪急コミュニケーションズ
Publication Date : 2010-03-10

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
>> タイトルの通りだったなら・・・
20歳の時に知っていたら。と本当に思いました。

本の内容を考えると、高校生の進路決定のときか20歳までに一度読んでおいて、

その後、自分が社会で何をしたいのかがはっきりした時に再読すると効果覿面かな。

帯に著者自身が書いてある通り月並みな考えが繰り返し上げられています。

しかし、それを実行していない自分に気付かされます。

自己啓発の類いの本と考えていいのかもしれませんが、この本が他の自己啓発の本と違うと思うのは、

著者の漠然とした考えや経験が書かれているだけでなく

スタンフォード大学の学生や著者の知人の実例が挙げられていて

その中には、私達が知っている名前が出てくるところが、ぼんやり思想的な羅列で終わるような

著者のエゴイズム自己啓発本とは違う点だなと思います。

何か壁にぶつかった時に、再読したいと思います。
>> 良著であるが入門書ではない
アントレプレナー教育における良著ではあるが、入門書ではないと思う。また、著者が必ずしもアントレプレナーとは言えないプロフィールを持ちながら、どの様に講義を進めるのかについて、大変興味を持った。ベンチャー企業研究の多くが、日本では「経営学系」か「実際に起業家である」ことに過ぎていることが、実は、アントレプレナー教育が日本で失敗している理由ではないかと、考えるに至りました。多様な人が、この話をしても良いのではないか。そんな本です。
>> 大人が出来上がる前に読みたい本
発想の転換とチャレンジ精神を気付かせてくれる本。

ハウツーではありませんが、筆者自身が悩み遠回りしてきた経験に共感でき、失敗を恐れずにがんばろうという気にさせてくれます。

集中講義と題されていますが、上からの物言いや指示的な内容ではないのも好印象でした。ワークショップに参加している意識で読むとよいのではないでしょうか。



固定概念を解く意味で大人もためにはなりますが、どちらかといえば高校、大学生が読むと将来のヒントになると思いました。

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