Wednesday, November 24, 2010

進撃の巨人(2) (少年マガジンコミックス)

Author : 諫山 創
Total Page : 192
Publisher : 講談社
Publication Date : 2010-07-16

進撃の巨人(2) (少年マガジンコミックス)
>> オーソドックスな少年漫画
話題の作品ということで1・2巻同時に購入しました。

皆様のレビュー通り、SFというには設定が甘すぎて描写は上手ではないです。

意味ありげに出てきた数字が「ただ年代をカウントしているだけ」と気づいたときには笑ってしまいました。

上記に限らずゲームで学んだらしい演出作法はところどころ使い方を間違っているようです。

ただ、意外と親切な話作りで基本設定への疑問とそれに対する解消がとても良いタイミングで行われます。

そして話の展開は王道すぎるほどの王道です。

各巻末の展開も衝撃的と書かれていますが、結構親切に伏線が張ってあって、その親切さに何だかレトロな「少年漫画」を感じます(^^;



ということで、描写がヘタでも気にならず展開がさくさくと気持ちの良いやや昔風のおもしろい漫画をお求めの方に特にお勧めします。



ただし、「AKIRA」だ「寄生獣」だ「ベルセルク」だってのは比較するにしてもジャンル違いが甚だしい感があるので過度な期待は禁物。
>> すぐにはよくならないか....。
一巻で特にネックだと思っていた画力とコマ振りには全く進歩なし。前者はともかく、後者は編集者が助けてあげてほしいですね。例を挙げると



1.アルミンが食べられそうになってエレンが助けに来た描写の時、結局どちらが食べられたのか(展開から予想はできるけど)あの絵ではわかりにくい。てっきりアルミンは口の中だと思ってた。

2.ミカサが前衛に助けに行った時、建物の中に入って以降の経緯の描写が特に雑すぎて、突然展開が跳んだような感じになる。

3.細かい感情描写ができるだけの画力がない。ゆえに「無表情を茫然自失の描写ってことにして、あとは字で説明する」などのパターンが多すぎるような...。



他にも突っ込めばキリがない。



とは言え、やはり一番の売りはグロい描写と不気味な設定であって、そこの面白さはまだキープできてる(特に巨人が建物に群がってるところとか...)ので☆3で。今後に期待。
>> 面白い!
批評家の父が「結構おもしろい」と言って買ってきたので、一、二巻一度に読んでみました。

さっぱり聞いたことの無いタイトルだったし、ぱらぱらと見た感じ絵が微妙だな、とあまり期待はしていなかったのですが、ハマった!

二巻の終わりは本当に続きが読みたくなります。

王道展開が来ると冷めてしまう人間なのですが、これは先が知りたい!

一巻から二巻にかけて、少しずつ画力も向上してきているようなので、今後に期待です。

ただ、万人受けする作品ではないですね。私は大好物ですがw

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