Tuesday, November 2, 2010

らき☆すた (8) (角川コミックス)

Author : 美水 かがみ
Publisher : 角川書店(角川グループパブリッシング)
Publication Date : 2010-10-09

らき☆すた (8) (角川コミックス)
>> 表紙のメンバーの変遷と中身
単なる萌え四コマではなく、上海で鷺宮神社の萌え神輿が練り歩き、裏表紙には町おこしが効能の一つに書いてしまうとか、いまや日本の萌えの象徴の一つになった観があります。

こなた、かがみ、つかさ、みゆきの四人が軸だったのが、いまやいずみ、ひより、みなみ、パティへと主軸が交代したようにみえます。でも、実際にはこなた達四人は私生活を舞台に、いずみ達四人はこなた達が卒業したあとの学園生活を舞台にとうまく棲み分けています。

二つの舞台をつなぐいろいろなルートでゆたか、あやの、みさお達がからむことで「らき☆すた」の世界が広がっています。この傾向は七巻でこなた達が卒業したこととパティの立ち位置の修正で固まったように思います。その時は少し戸惑いましたが、八巻では「らき☆すた」のなかに主人公を変えたミニ「らき☆すた」が相互にうまく影響しあっているようです。

個々のエピソードは相変わらずゆるゆるですが、シリーズ全体の構成は意外とダイナミックな動きをしているのに気づくと、こなた達の出番の少なさもまた必然となります。ただ、気になるのはスピンオフ作品の出来です。どう書いても「らき☆すた」の延長であり、その世界の一部だから単に登場人物の少ないミニ「らき☆すた」にしかならない。

登場人物が多くなっても、やはり「らき☆すた」の世界は一つです。

あとは、二期かせめて一期の再放送を期待したいです。


>> いつも通り
今回もゆるゆるな感じです。

「いずみ」がかわいいです。

やっぱりどこからでも読めるというのは、素晴らしいですね。

この巻からでも全然大丈夫なのでぜひオススメします。
>> 普通の4コマは1冊の中で何%を占めているんだろう・・・
こなた、かがみ達が制服姿ではなく、私服姿しか出なくなったことに非常に違和感を覚えました。



JKであること、あの制服姿であることに大きな魅力だか価値があったような気がしていました。

違ったんですかね?



主要キャラが大学生になって、学生生活(学内での)が描かれるシーンが非常に少なくなってきたように感じました。

表紙がサブキャラのみで構成されたことや、ゆたか達を取り上げるシーンが大半をしてることから制服を着ているキャラをメインとする話が非常に多くなっています。



まるでJKではないキャラ、制服を着ないキャラは不要だと言わんばかりです。





あと、販促4コマで何ページ使ってんだよと思いました。

しかもそこでは、こなた達は制服姿・・・







同じようなネタのループ、使い回しでダラダラと続けるくらいならいっそのこと完結しても良いんじゃない?と思えました。

本当に面白ければ、無駄にダラダラ続こうとずっと連載してほしいと思いますが、らきすたはそうは思わない。

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