Sunday, March 13, 2011

夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~(9)DVD付限定版 (シリウスコミックス)

Author : ヤスダスズヒト
Publisher : 講談社
Publication Date : 2010-10-08

夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~(9)DVD付限定版 (シリウスコミックス)
>> 加点方式なら★5、減点方式なら★4
 全て見終わっての感想

短いよ〜もっとこの世界観を味わっていたい!

 

「動」だけに関してはPVがほぼ語ってくれていると言っていいでしょう、もちろん僕なりのほぼですが

 ※絵に関しては監督「りょーちも」さんの絵で夜桜を描いているので

「ヤスダスズヒト」の絵で動いているのだけを見たい(デュラララ)と期待しているのであれば【再考に再考】を重ねてください





本編25分位の一連の流れはあっ  というまで早く続きが(知っているのですが)観たい、それに尽きます。

サービス描写はありませんがその角度であの動きでキャラクターが魅せてくれるので安易な刺激より何度も楽しめるでしょう

決して一見様お断りではなく原作を知ればより楽しめる一巻なので初心者にも安心!?

しかし次巻からは確実に一見お断りなので視聴の際はこの巻から、この〜巻から〜♪

総評

我慢できる人は3巻出た後で購入そして一気に観る、または手元に置いておき苦悶の日々を送るか

どちらもできない方は今すぐクリック&DVD再生をお勧めです!
>> 本編よりも。
まずは本編ですが、製作委員会が変わったということで、ガラッと変わっています。前よりは幼く見える印象。

特典の映像での桜真町放送局は初? の映像化。

本編よりもこちらのほうが長いです。


内容はいつも通りな相変わらずな感じになっています。


それにしても又吉さん……(笑)
>> DVDの賛否両論は明白
今回は、特典DVDについてのレビューとして描かせて頂きますので、根本的なストーリーの内容につきましては、その他のれびゅーを参考になさって下さい。



今回のDVDに収録されているのは、ストーリーで言う所の『ホシノウミ編』です。DVD1枚に付き30分程度毎の収録になっているので、何巻分かは連続してDVDつき限定版が発売される様になるでしょう。



まず今回のDVDの特徴として最もなのが、制作側スタッフが、深夜放送枠の方々に変わり、なんと制作は一流プロダクション、『タツノコプロ』制作。作画等も一新され、声優陣以外については全く別物の作品となっています。



まず見所なのが、絵柄が全くの別物。2重の意味で。

基本的にテレビ放送の際にも原作を手掛けるヤスダスズヒト先生の絵には、お世辞にも似ていると言った感じでは無かったのですが、今回もやはり。と言うべきか・・・やはりお世辞にも似てはいない・・・今の所ヤスダ先生がキャラデザを手掛けるアニメで私が知っている物は3つ『神様家族』『デュラララ』そしてこの『夜桜四重奏』。

私としてはその内、絵柄が似ていると思えたのは『デュラララ』のみ。そこら辺の感覚は、視聴する人によってそれぞれだろうが、私はそう感じた。そして今回の作画については、どことなく無料動画サイトに見られるような、アマチュアのアニメーターが手描きで作成した。という感じだ。全体的に線が不安定な感が有り、シャープな絵柄のヤスダ先生とはなんと言うか、近い様で遠い感じの出来になってしまっている。勿論テレビ放映時の絵柄とも全く別もので、最初は違和感を感じる人が多いだろう。

しかし、そこはあくまでも『夜桜四重奏』の物語自体が楽しめれば良いので、あくまでヤスダ先生の絵が見たい!と言う人については漫画で済ますか、今までのアニメ作品の中で気に入ったものを見ているのが無難。と言った所だろう。



その反面、アニメーションに関してはかなり秀逸な出来。冒頭のアバン部分から一気に引き込まれます。テレビ放送時とは似ても似つかない演出の方法。今回のDVDに収録されているのは、主に話の導入部分になるので、大きなアクションシーンなどは余りありませんが、オープニングから既に、クライマックスシーンを再現したシーンが有るのですが、それを見る限りでも、かなりの迫力。

日常生活部分においても、細かな部分にさえかなりの拘りが伺える様な作りになっていて、場面場面のアングルや、キャラクターの表情、一挙手一投足における細かな部分にまでしっかり手がいきわたっていて、『素晴らしい作品にするぞ!』という、製作者側の意気込みが伝わってきます。・・・けっしてテレビ放映スタッフにやる気がなかった、とは言いませんが・・・



最後に、最近こういったDVD付きのコミック等が発売されると一部の方が感じる、『こういった金の取り方ってどうなんだ?』と言う、私個人の意見に付いてですが。『別にいいんじゃないでしょうか?』という感じです。

確かに、こういった販売の仕方をされると、まずレンタルではお目に掛かる事は出来ませんし、まず購入者が限られているので古本でもあまり出回りません。確実にDVDを『購入』させる為の戦略。と嫌悪する人も居るでしょうが、少し考えてみれば元々ファンの人に向けたサービスディスクと言った所。更にアニメーションのクオリティは一級品で、人気のエピソードを安定した品質で見る事が出来る。

コスト面に付いてもDVD一枚、約30分で3000円程度の料金と、OVAとして考えるならかなりの低コスト。実質、コミック自体も500円程度の価格で購入する訳ですから、2500円位の値段でDVDが購入できる事になります。今時、30分のアニメで5000〜6000円と言った商品もザラに有る中で、このコストパフォーマンスは圧巻。



総評として

もし、『コミックを全巻購入していて、テレビ放送時のクオリティに不満が有った』という人であれば、おそらく購入して損は無い。

しかし、あくまで『ヤスダ先生の絵が好きでコミックを買っている。少しでも絵が似ていないのはご免だ』という人にとっては、購入した後に微妙な後悔を感じる事になるだろう。



中学生、高校生位の子たちにとっては決して安い買い物ではないかもしれないが、高くて手が出せない、という程の値段でもない。もしもDVDの内容が気になって、購入を迷っているのであれば、取りあえず手にとって見る事をお勧めする。決して100%のガッカリは無い筈だ。

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