Author : 児玉 樹
Publisher : 角川書店(角川グループパブリッシング)
Publication Date : 2010-10-26
FORTUNE ARTERIAL (5) (角川コミックス・エース 135-15)
>> シリアス分+LOVE分、急上昇!
私は原作ゲームはプレイしていないのですが、おそらくこの巻は起承転結の「転」です。ラストに向かって、どんどんシリアスになってきています。児玉樹さんの絵柄が可愛いだけに、辛いシーンが胸を締め付けます。
一方、ヒロインのLOVELOVEゲージも急上昇しています。児玉樹さんの作品の魅力のひとつであるコメディ部分が相対的に薄くなっているのが少し残念ですが。
優しいエンディングを盛り上げるために主人公たちが苦境に立たされるのは、王道でもあります。読んでいて辛いですけど、ハッピーエンドを信じたいと思います。
特筆すべきは、シリアスな本編の後にある描き下ろしの「ふぉーちゅん☆4コマ劇場!」が楽しいです。これで重苦しい読後感が癒されます。
そんなわけで続刊が気になるところですが、6巻は2011年2月予定なので少しヤキモキしてしまいます。ペース配分的には、次巻が最終巻になるんじゃないかな、と予測しています。
ただ、既にDVD付き限定版6巻のTVCMが流れていますが、アニメの映像ばかりでコミックの絵が全くなく、また児玉樹さんの名前も小さくしか映っていないのがすごく不満です。
とにかく物語的には、クライマックス前のタメと云った感じなので、この5巻だけでは評価できません。結末が綺麗になってくれれば、★は5つになります。
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