Monday, April 4, 2011

マケン姫っ! -MAKEN-KI!-5

Author : 武田 弘光
Publisher : 富士見書房
Publication Date : 2010-10-09

マケン姫っ! -MAKEN-KI!-5
>> ヴィーナス編決着。次巻から新展開
 五巻は四巻からの続きです。ヤン・ミン、シリア、デミトラに辛くも勝利を収めたマケンキ一行は、ついに囚われたコダマの元にたどり着く。しかし、そこにはヴィーナス部隊隊長・古大赤耶と、カミガリの長をも凌駕する力を持つミネルバが一行を待ち受けていて・・・ついに主人公タケルが男をみせる時がやってきました。といっても、まだまだ圧倒的に実力不足なのは否めませんが、必死に強敵に立ち向かう姿は、「ようやく主人公っぽくなった」と評価できるのではないでしょうか。ただ個人的には、ついにアズキさんが解禁になったこと(「何が」かは、実際に読んでみてください)や、自らを「マスター・オブ・ランジェリー」と呼び、強大な力をひたすらエロスに傾けるミネルバさんの暴走っぷりがシリアスなバトルの緩和剤となっていてツボでした。タケルの秘められた力や、古大赤耶の隠された想いや教師陣との関係、地味に碓君にも秘密がありそうですし、一件落着でも伏線がちょくちょく張られてるので、続きが楽しみです。

 ラストは次回からの新展開への導入です。マケンキ海合宿に向けて、経済的な事情を理由に合宿に不参加を決めたアズキを助けようと、マケンキメンバーがメイド姿で頑張ります。まさに百花繚乱。比較的シリアスだったバトルから一転、違う意味でコーフンさせてくれてます。とはいっても、ちゃんと本筋に関連する展開もあったりと、単なるドタバタでは終わらないのがすごいところですね。

 次巻からは海合宿が本格的にスタートします。海合宿といえばもちろん・・・まぁ言うまでもないですね。期待して来年を待ちましょう。

 

 

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