Monday, April 18, 2011

遺言

Author : 岡田 斗司夫
Total Page : 397
Publisher : 筑摩書房
Publication Date : 2010-10-23

遺言
>> ガイナックスの青春史
新宿ロフトプラスワンでやっていたイベント『遺言』の書籍化。

イベントに行った人のブログを読んだりしていたので、本を読む前からざっくりとその内容を知ってました。

書籍化に合わせて体裁を整えていて読みやすくしているようにも思える一方で、ファンがブログに載せていたライブ感の残っているメモの方が面白かったりして

やっぱりイベントで本人から直接聞けるのが一番臨場感があって楽しいんだな〜ってのが読んでみた感想。

文字で読める事の価値は勿論あるのだけど、オタキングexのイベント第一回音声で岡田さんが直にしゃべってるのを聞いている方が面白いもの(笑)



実の所、元々岡田さんの事は快く思っていなくて、関心を持って著書やTVを拝見するようになったのはこの数年の事。

風評的なものもあればメディアでの発言に共感ができなかったりもあるのだけども、

自分も大人になったのか?子供の頃に観ていたアニメを作った人たちへの敬意なのか今ではすごく自然に見れるようになったのもあって手に取りました。

私とガイナックスの初遭遇は『トップをねらえ!』を「アニメだいすき!」の放送で観た小学生高学年の頃。

だから、自分のアニメが楽しかった思えた時代と被る所があって庵野・山賀・赤井の大阪芸大3人衆の話を聞けるだけでも嬉しい。

(島本和彦著のアオイホノオを読むと大阪芸大時代の話が読めるし、このまま連載が続くと岡田さんも出てくるのかも?)

それに禿御大の話を聞けるだけで大爆笑w岡田さんが絡んだ事のある大物の話はどれも本当に面白い。

世に出たガイナックス作品に限らずガイナックス版ガンダム?何それそんなの知らないよ。みたいなお蔵入りの話もあり80,90年代のアニメ業界の裏側が見えて楽しい。

でも、やっぱり文面だと岡田さん独特のニュアンスが消えてしまって楽しさが100%で伝わって来ないのが残念。本当に残念。

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