Author : 蒼山 サグ
Total Page : 331
Publisher : アスキー・メディアワークス
Publication Date : 2010-10
ロウきゅーぶ! 6 (電撃文庫 あ 28-6)
>> ロリコメ
とうとうなりましたね、全編これロリに。
もちろんこれはこれで、なかなかいいです。ニヤニヤさせられ、楽しく読めます。
この手のものが好きな人にとっては、たまらない一冊でしょう。
ただ、スケッチ風ロリコメがずっと続きますので、こういうのがド好きでない身にとっては、一冊の半分くらいのあたりで、ちょっと腹にもたれてくるのも事実です。
このあたりは、もう、個人の好みの問題というしかないですね。
>> 短編集。葵エピもあります
『ロウきゅーぶ! 6』です。
雑誌収録作と書き下ろしを含めた短編集、ということになります。
表紙は浴衣姿の智花です。
このシリーズのファンは、ロリエロ部分が好きという人と、スポコン青春バスケという部分に魅力を感じる人と、大きく二通りに分かれると思います。
たとえば『狼と香辛料』がケモノミミ萌えと経済ネタの融合が相乗効果で斬新さを生み出したのと同様、本シリーズも、ロリエロとスポコンが両翼となってかつてない面白さを描き出していると思います。
……なのですが、本書は、短編集ということで、スポコンシーンはほとんどありません。どうしても、試合背景が大きくならないと試合自体もどうしても盛り上がり切れないので、仕方ない部分でしょう。
というわけで、ロリエロパートが寡占状態となっています。かなり弾けてます。
智花、愛莉、みんなでお祭りに行くエピと、葵の掌編エピが前後編で収録されています。
もちろん、片翼であっても、ロウきゅーぶシリーズの売りの一つなのですから、充分面白くはありました。ピンポイントで挿入されるイラストがまた、美味しいシーンをわっざわざ選んでいるので、大満足です。ラストでは見開きイラストもあるのですが、さすがにここはいつもとは違ったものでした。
ラストといえば、バスケをしているわけではありませんが、みんなが熱く滾る気持ちをぶつける場面があって、なんだかんだいって熱血で、胸が熱くなりました。
評価は、バスケシーン分が足りない分を引いて★4にしようかと思いましたが、最後が熱かったので★5で。
次回は、バランスを取る意味でもバスケ分多めに期待したいです。
>> 面白いです
とぼけたような主人公の鈍さはイライラしますが、内容は素晴らしいです。バスケのシーンは少ないです。
修羅場シーンはサクッと解決するので読んでいて疲れません。
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