Monday, January 10, 2011

FAIRY TAIL(23) (少年マガジンコミックス)

Author : 真島 ヒロ
Total Page : 200
Publisher : 講談社
Publication Date : 2010-10-15

FAIRY TAIL(23) (少年マガジンコミックス)
>> 面白くないワケではないけど
どなたかも書いてた通り戦闘がショボい。って言うか呆気ない。あんなにボッコボコにやられてたのは何だったんだ?って思うくらい倒す時はあっさり倒す。戦闘が長ければ良いワケじゃないけど、敵がほぼダメージ食らってなかったせいで違和感を覚えた。あと、個人的にアースランドのエルザが説得?するシーンも違和感を覚えた。非道なキャラを貫いてたのに、あっさり相手の意見を聞き入れる。もっと自分のしてきた事への後悔や懺悔が作中に出てきてたら、本心は〜って事で読み取れるけどえらく薄っぺらい意思だなと正直思った。最後に有限の魔力有限の魔力って言ってるわりに魔力に頼り過ぎじゃね?気にしなければ普通に面白く読めるけど、ツッコミ入れ始めたらツッコミ所が多すぎて内容が薄い感が否めない気がする。
>> 疑問が解明されないまま、エドラス編終了か・・・?
私はこのエドラス編を通して、ずっと抱いていた疑問が解明されるものだと思っていた。

それは、「この漫画における魔力とは一体どのようなものなのか?」ということだ。エドラスの魔力は有限だというが、アースランドにしても一体どこから魔力が湧いて来るのか、魔法使いはどのようにして魔力を体得するのか。そのプロセスが判らないし、アースランドでは魔法は普通に売り買いされているという設定が余計に疑問を複雑にしている。

エドラス編では、話の筋からいってもこれらの疑問に対する明確な回答があるものだとばかり思っていた。しかしどうやらそれは期待出来そうも無い。

今巻ではドラゴンスレイヤーの3人が協力してドロマ・アニムなる敵と戦うシーンがあるが、敵は最後の最後までほとんどダメージを負っていないにもかかわらず、主人公の必殺技でいきなりやられてしまうのには肩透かしを喰らった。それに、一番気合を入れなければならないはずのドロマ・アニム撃破シーンの見開きがあまりにもしょぼい。3人で協力して倒したという感じを出したかったのだろうが、構図や効果をもっとよく考えた方がいい。

それにしても、エドラス編は(エドラス編に限らないが)設定の作り込みの甘さが際立っていた。

作者自身が「いきあたりばったりで描いている」と言っているから仕方ないかもしれないが、ファンタジー漫画を描く難しさをもう少し意識したほうがいい。
>> 普通に面白い。
絵が見やすくて、とても読みやすかった。戦闘シーンに迫力がすごくあり、とてもおもしろかった。

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