Author : やました ひでこ
Total Page : 191
Publisher : マガジンハウス
Publication Date : 2009-12-17
新・片づけ術「断捨離」
>> 部屋と気持ちが明るくなりました
友達が絶賛していたので、半信半疑で読んでみましたが
確かに効果がありました。
私の場合は、部屋の大部分を占拠し、山積みになっていた
衣類を何とかしたいと思っていたのですが、なかなか手が
つけられず、ずーっと嫌な気持ちを抱えたまま過ごして
いました。
具体的に衣類はこう片付けるべし、というような方法は
書いてはいないのですが、この本を読んで、以下のような
考え方ができ、片付けることができました。
・いつか着る機会があるから、と吊るしておいたスーツ
⇒その機会は2年経っても3年経っても訪れません。
それならば、捨ててもいいね。
・何年も愛用して捨てるには惜しいと思っていたシャツたち
⇒明るい日ざしの下であらためて見たら、色もくすんで
よれよれなことに気づき、ごみ袋へ直行。
部屋が片付くと、その状態を維持しようと思う気持ちが働き
ちょっとした汚れや散らかりも気になって、毎日こまめに
きれいにするようになりました。
面白いように部屋が片付くので、片付けられない人は読んでみる
ことをお薦めします。
捨てろ、捨てろ、と唱えて、物を大切にすることをないがしろに
しているのではないか?と思っている人もいるかもしれませんが
部屋を占拠しているいろいろな物のひとつひとつを、どれだけ
大切にしているでしょうか。大切に使う、大切に保管する、
そういった気持ちを込められる量にも限度があるような気がします。
たくさん捨てたおかげで、今は手持ちのものを大切に使おう、という
気持ちになりました。
>> 気持ちが軽くなる方法
モノとの関係、人との関係、関係を生じさせている自分自身は、流転して止まずというのが自然ではないでしょうか。
そうすると、著者の言うように「時間軸」で見たときの「今」に焦点を当て、
「関係」を取捨選択するのが、理にかなっています。
昔買ったモノを手放せないのは、「過去」に囚われている。多分使うであろうと取ってあるのは「未来」に囚われている。
そして、「今」本当に必要なものには気付けないのが大概だと思います。
自分のセンサーである「内在智」の感度を上げ、「不要・不適・不快」のモノ(囚われ)を見極め、
自分にとって「要・適・快」なものに変えていくのが、断捨離。
「断」というのは、おそらく最初の一歩であり、大きな意味を持つと思います。
著者同様、私もヨガ道場で「断」について学びました。
そしてついに半断食を実践しました。
結果、長年の便秘は解消され、身体に不要な食を感じられるようになったり、もやもやしていた心が軽くなりました。
ものすごく印象的な体験でした。
片付かない部屋を、著者は、便秘に例えていますが、非常によく理解出来ます。便秘は自家中毒をおこしているような
もので良いことは一つも無いはず。これでは、自分のセンサーの感度低下を招きます。下剤を飲んでも一時的に、
問題解決するだけのことで、本質的なことではありません。
不要なものは断ち、自分のセンサーの感度磨きをすることが重要だと思います。
掃除することで、心や人間関係すらも一緒に整理されたりといったことが少なからず経験しているのではないかと
記されています。事実、掃除をし、不要なモノを捨て去った快感は忘れることが出来ません。
居心地がいい空間が生まれるので、まったりしてしまいます。掃除で体を動かした充実感もあります。
人間関係も似たようなことがあると思います。
こんな「捨」てる意味についても本書は教えてくれます。
>> カレン本があるならとりあえず図書館で充分
断捨離、という言葉にインパクトがあるので魅かれて購入しましたが、ずいぶん前に購入して、一時期、捨て魔になったほど夢中になったカレン・キングストンの「ガラクタ捨てれば自分が見える」とほぼ内容は同じでした。
ヨガ、風水という概念を除けば、ガラクタを捨てることが主なので、内容は重なってます。
断捨離の方が日本の人が書いてるのでサラリと読めましたが、ボロボロになるほど読んだのはカレン本かなぁ。
カレン本を持ってる方は、図書館で借りてから購入を考えても良いかもしれません。
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