Saturday, January 22, 2011

狼の口 ヴォルフスムント 2巻 (ビームコミックス)

Author : 久慈光久
Publisher : エンターブレイン
Publication Date : 2010-10-15

狼の口 ヴォルフスムント 2巻 (ビームコミックス)
>> 大局はなんとなく読めるが先は読めない
物語は着々と進み、総反抗の兆しが見え隠れしはじめます。

一巻から異彩を放っていた残酷性はそのまま、たくさんの人が死んでいきますが、彼らの死は無駄ではありません。

その死は文字通り血路を開き、同胞たちへの助けとなります。戦いはいったい何処へ転じるのか……。



と、大局はなんとなく読めるのですが、先はまったく読めません。

「え?あんた主人公じゃないの?」って人が死ぬ。それはもうあっけなく死ぬ。

今回妙に活躍したなーと思ってたらそれが死亡フラグだったという。

しかも「そこまで描いちゃうのか……」と思うほど無残に描く。

最後に登場する彼はまだそれを知らないようですが、こういう展開続きだと彼も危ない気がしてなりません……。
>> お約束が通用しないマンガ。
1巻の絶望感も半端なかったが今回もまた読者を絶望の底に落としてくれます。三話の親子連れのエピソードは色んな意味でキツかった。希望を持つことすらためらってしまうようなヒキですが、次巻での名もなき英雄たちの活躍を期待したい。お慈悲!
>> 良作ですが
森林三邦の視点からかかれておりますが、

しかし三邦が正義というわけではなく、

戦いのためには非道も行うという、ある意味

リアリティ溢れる漫画です。一話、二話目は

そんなお話。

 二話目の「独立運動なんて頼んでないわよ」

という叫びが印象的。はげしい怒りや恨みもない

人にとって支配者が誰かはどうでもよい話なのだ。

 この巻で気になったのは、自慰や性交の描写を

エロ本か?と思うくらい細かにしていたこと。

意味がよくわからない風景描写もあり、ページが

余ったのかな〜などと、読書中いらぬことを

考えてしまいます。

 主人公不在のこの漫画、話しが進むのやら

進まないのやら不明。このまま、残酷物語で

終わるなら次巻は買えないかな。

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