Thursday, May 5, 2011

私のおウチはHON屋さん(1) (ガンガンコミックスJOKER)

Author : 横山 知生
Publisher : スクウェア・エニックス
Publication Date : 2010-09-22

私のおウチはHON屋さん(1) (ガンガンコミックスJOKER)
>> エロ本屋さんコメディ!
小学生エロ本屋店員の日常を描いた話ですが、そんなにエロい描写はなくうまくエロ本をネタに使っていて笑えました。

本屋に来る客が凄くいい人たちばかりで主人公と客の掛け合いを見てると和みます。
そして話もよく出来ていてちょっぴり感動したりする話もあったり素晴らしい出来です!

今後も期待です!

>> はわわ店員×書店モノ
成年向け書籍を売ってるお店で女性店員、しかもょぅι゛ょだったら・・・

いやしかしそれは訳が分からない→「生まれたときから家がエロ本屋ならいいのかな」

という、予想斜め上の発想で生まれたこの作品。(カバー下作者コメより)

卓越した知識の元、思わず手を出したくなるようなコメント(ポップ)を添えてえっちな本をオススメしてくれるのが、こんな見目可愛らしい店員さんだったら僕はもう・・・!

書店ネタもちらほらあったりして、何かしら書店で働いたことがあるとより楽しめる作品です。



また、主人公・サブキャラ問わずキャラ描写が上手く感情表現豊かなため、キャラ同士の掛け合いも魅力的です。

惜しむらくは、もう少し画力が高ければ・・・とはいえ、話の面白さ、主人公の可愛らしさは十分に描けているのですが。

まだまだ伸びしろがあるという意味で、☆4つ。
>> 発想の勝利とはまさしくこのこと?
成人向けの雑誌やDVD、グッズなどを専門に扱うHなお店、皆さんの町にも探せば一つはあるかと思います。

そしてこの作品は、そんなお家の下で生まれた女の子・中沢みゆを主人公とした漫画です。



中沢書店は成人向けの雑誌・漫画、アイドルの写真集しか売っていないまさしく真性のエロ本屋さんです。

普通は少年コミックとか青年コミックとかが一部置いてありそうですが、そんなもの一切ありません。

そんな環境で育ったみゆ(小5)には、エロ本がすべてです。18禁以外の漫画とか一切知りません。

しかし、成人向けの本には誰よりも詳しく、誰よりも深く理解している……小学5年生の女の子なのに。



「〜でオススメは?」と聞けば、顔を赤くしながら文句を言いながらも瞬時にオススメを出してくれる、

そんなみゆの、お客さん(ほぼ男、しかも古本屋のように入り浸っている奴もいる)との触れ合いや、こんな家だから友達を呼べないなどの悩みなど色んな話が描かれ、

中にはエロ本を上手く利用したちょっぴり感動するお話もあります。

自分は、小5のみゆが店番していて男性客達は当たり前のようにエロ本を立ち読みしたりしているという、

中沢書店内では日常風景といったような場面とかがかなりツボです。



それにしても、みゆがひょいひょいとオススメの18禁漫画を棚から取り出して「これは〜で面白い」とか言っていて、

まさか小学5年生、しかも女の子にエロ漫画について自分が見直させられることになるとは思いもしませんでした。

どことなく雰囲気が暗く見えていた18禁漫画コーナーが、この作品に出会ってから明るく見え、

18禁漫画物色も随分楽しく感じるようになりました。

(余談ですが、アマゾンでは18禁漫画のレビューが意外にも盛り上がっているんですね(笑)

はい、いつも参考にさせてもらっています)



絵も独特の可愛さがあって作画も安定しており、

またエロ本屋さんの漫画だからといって、これといったHなシーンはないのでHな描写が単純に苦手な方でも気持ち良く読めるかと思います。



他のレビュアーさんがガンガンJOKERではこの漫画が一番好きだそうですが、

実は私もガンガンJOKERでこのHON屋さんが一番好きな作品だったりします。仲間がいて安心しました。



エロ本の良さを伝えてくれる、そういった意味では少年漫画とも呼べるかもしれない珍しい感じのこの作品、

連載終了まで応援し続けていきたいと思います。

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