Wednesday, May 18, 2011

古代ローマ人の24時間---よみがえる帝都ローマの民衆生活

Author : アルベルト・アンジェラ
Total Page : 425
Publisher : 河出書房新社
Publication Date : 2010-07-21

古代ローマ人の24時間---よみがえる帝都ローマの民衆生活
>> タイムマシンにのって。。。
本当に古代のローマに行ったような臨場感・リアリティ。



ただ、この「見てきたような」描写も史実・資料に基づき構成された「確実性の高い」もの。



歴史書と言うより、某国営放送の蘊蓄番組の如く、万人向けにわかりやすくつくられ、それでいて

網羅的・写実的に緻密に描かれた古代ローマ。



期待にたがわぬ読み物と思います。是非。
>> ドキュメンタリーを見ている感じ
ちょうどテルマエ・ロマエUが出たタイミングで読んだので双方について、それぞれ2倍楽しめた。

作者はドキュメンタリー番組を制作/出演しているだけあって、楽しく古代ローマの生活を知ることができる。楽しめる部分については。

古代の生活だけあって、衛生的で内部分や現代のモラルからすると驚くような部分も赤裸々に書かれているので、そこの部分はちょっとつらい。しかし、支配者がゲルマン人になり、宗教がキリスト教になってからも、古代ローマ文明は失われたわけではなかった。いかなる歴史であっても現在は、過去の上になりたっていることを認識でき、非常に有益だった。


>> まるでその場にいるような
古代ローマの食生活について調べているうちに、この本に出会いました。



最初は食事の部分だけを拾い読みしていたのですが、時間があったので他の部分にも目を通してみると……面白い!

非常に簡潔な文章、しかし情景が浮かび上がる描写で、一気にローマの24時間を体感させてくれます。



内容的にも、服装、食事、風呂、剣闘など、「これぞローマ」といった重要なポイントを網羅しているため、古代ローマについて概括的な知識を得るためにも使えると思います。

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