Monday, May 2, 2011

布石―吉原裏同心〈13〉 (光文社時代小説文庫)

Author : 佐伯 泰英
Total Page : 312
Publisher : 光文社
Publication Date : 2010-10-13

布石―吉原裏同心〈13〉 (光文社時代小説文庫)
>> 新たな戦いの始まり。
江戸の札差を束ねる筆頭行司の伊勢亀半右衛門に

薄墨太夫との川遊びに誘われた神守幹次郎・汀女夫婦。

だが、これを機に新興札差・香取屋武七の魔手が

吉原会所に忍び寄る。。。



幹どのはあいかわらず強くて、

汀女さんも賢く強く美しく、凛と生きている。

薄墨太夫は幹どのが好きでたまらなくて、

でも汀女さんのことも好きだから、

普段は幹どのと一線を画しつつ、

時折見せる切ない告白に胸が締め付けられる。



そしてもう一つの恋物語も進行している。

会所の番方・仙右衛門と医師相庵の助手・お芳。

長い長い遠回りをして結ばれた二人は、

今、本当の幸せを得ようとしている。



新たな敵・香取屋武七を裏で操るのは果たして誰なのか。

敵の陰謀を見抜き、打ち破ることは出来るのか。



この作者の他のシリーズと比較すると

若干刊行ペースが遅い本シリーズ。

続きが楽しみだ。



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