Author : 佐伯 泰英
Total Page : 312
Publisher : 光文社
Publication Date : 2010-10-13
布石―吉原裏同心〈13〉 (光文社時代小説文庫)
>> 新たな戦いの始まり。
江戸の札差を束ねる筆頭行司の伊勢亀半右衛門に
薄墨太夫との川遊びに誘われた神守幹次郎・汀女夫婦。
だが、これを機に新興札差・香取屋武七の魔手が
吉原会所に忍び寄る。。。
幹どのはあいかわらず強くて、
汀女さんも賢く強く美しく、凛と生きている。
薄墨太夫は幹どのが好きでたまらなくて、
でも汀女さんのことも好きだから、
普段は幹どのと一線を画しつつ、
時折見せる切ない告白に胸が締め付けられる。
そしてもう一つの恋物語も進行している。
会所の番方・仙右衛門と医師相庵の助手・お芳。
長い長い遠回りをして結ばれた二人は、
今、本当の幸せを得ようとしている。
新たな敵・香取屋武七を裏で操るのは果たして誰なのか。
敵の陰謀を見抜き、打ち破ることは出来るのか。
この作者の他のシリーズと比較すると
若干刊行ペースが遅い本シリーズ。
続きが楽しみだ。
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