Author : 椎名 軽穂
Total Page : 175
Publisher : 集英社
Publication Date : 2010-01-13
君に届け 10 (マーガレットコミックス)
>> 告白3分割!?
本当の気持ちを伝えようとする爽子の告白を描いたep39を初めとする4話を収載。ep40、ep41は学園祭(後)に、爽子の気持ちの応えようとする風早からの告白。39話、40話はシチュエーション、告白の言葉などが丁寧な構成と描画に支えられて、まさに物語のクライマックスにふさわしい、感動の展開となっているが、41話は前2話の構成に類似し、ややくどい感じ。風早に「つき合って下さい!」と言わせるために、この話を設定する必要があったのか。
1巻からよく見られる、「風早の言葉(本巻では「彼女」「彼氏の特権」など)→爽子の反応」の手法も多用しすぎて、似たようなシーンの繰り返しとなっている。特に、風早が「ベタ惚れ」という言葉を使うのは、風早の言葉として爽やかでないし、少しずつ思いを募らせてきたこれまでの展開とミスマッチであると思われ、残念でならない。
大方の読者が評しておられるように、この物語は1巻からトップギアで主人公の直情的思いを丁寧にブレずに描いており、この巻の盛り上がりにふさわしい幕引きを早めにお願いしたい。すでに、二人の間を阻害する人間関係(くるみちゃん)などのカードは切っており、思いが「届いた」いま、これ以上の展開の引き延ばしは感動を褪せさせかねない。
と苦言を交えたものの、本巻が恋愛少女マンガの最高峰に位置するのは疑いなく、購入して損はない作品であると思います。
>> いいね!!!!
この巻で2人がとうとう恋人同士になりました♪
爽子ちゃんが今まで辛く苦しんだ分幸せになって欲しい!と全力で思う10巻でした。
でも公認カップルとなった2人に忍びよる女子(過激派)とくるみちゃんが気になる終わり方でしたね。
しかし…カップルになった2人はこれからどうなっていくのでしょう?
脇役キャラの恋愛話をメインにして続く感じですかね?
すごく素敵なお話なのでこれからグダグダにならないよう心から願っています。
ラ○☆コ○のように……ね。
あと漫画の話ではないのですが、実写映画化は無いなぁ…知った時「うわぁ〜;」と心から思いました。
>> 男性にも文句なくお勧め
恋愛系少女漫画には独特のルールがあり、それはかなり妄想的な女性の願望がベースにあって、
男性には理解しがたい心情の変化や展開が畳み掛けてくるわけなんですが、
「君に届け」はそれが全く不快ではない稀有な作品です。
何がそう感じさせるのかというと、それは爽子や風早やくるみの「好き」の気持ちがとても納得できるからなんだと思います。
浮いてる女子xモテ男子の組み合わせはありふれているのですが、
それらを見ると、モテ男子→主人公への気持ちが無理やりなものが多いです。
まとわりつかれてるうちにいい部分が見えてきて知らないうちに好きになっていた、というような。
風早はそうじゃないんですよね。どっちかというと、爽子より先に相手の魅力に気づいて追いかけていて、
持って生まれた素質や無意識で爽子に優しくしていたわけではなくて、近づきたいという意思が先にあるんです。
そして、モテ男の風早がなぜ爽子に惹かれるのを心から納得できるだけの魅力を爽子は持っています。
それらに加えて、冒頭にある告白シーンが神がかっていて、
「すきなの」という言葉一つで爽子の感情が全て理解できるような錯覚に陥ります。
曖昧な下絵のような線が、逆に言葉の強さを引き立たせていて、魅せ方が非常に上手いと感じました。
この先、純愛系の漫画をいくら読んでもこれと比べてしまい、大きな感動を得られなくなるかもしれません。
それくらいの金字塔です。
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