Saturday, June 18, 2011

けいおん! (2) (まんがタイムKRコミックス)

Author : かきふらい
Total Page : 120
Publisher : 芳文社
Publication Date : 2009-02-26

けいおん! (2) (まんがタイムKRコミックス)
>> 作品そのものが4コマ漫画という枠に収まりきらないものに成長してきているのではないか。

 「ヘタウマ漫画」としてソコソコ楽しんで第1巻を読んだ後、「第2巻からクォリティーがグンと上がっている」という評判を耳にした。それでちょっと期待しちゃったのだが…、正直言えば、期待外れだった。僕としては第1巻の方が楽しめた。



 確かに絵も上手くなっているし、4コマの構成も巧みになっている。ラモーンズ並みとも思えたワンパターンからも脱却している。だけど…、代わりに「ヘタウマ」の魅力を失ってしまっている。良い味出してたヘタウマ漫画から、普通のツマラない漫画になってしまった、と言うか…。



 ただ、違った見方もできるかもしれないとも思う。漫画家としての実力がついて、この「けいおん!」という漫画が元々の思惑以上にパワーアップしてしまい、作品そのものが4コマ漫画という枠に収まりきらないものに成長してきているのではないか、と。4コマという形式が今では手かせ足かせとなって、この漫画がもっと面白くなることを妨げてしまっているような気がする。この直感が正しいかどうかは続く第3巻を見ることで自ずと明らかに…、なるのかな? と言うわけで、酷評してるワリにはしっかり3巻も読むつもりです(笑)。



 ちなみに、個人的にはさわ子先生の出番が減っちゃったのが残念でした。
>> 曳地康的考察

最終回の梓のセリフ「あんまり上手くないですね!」
これは「唯先輩結婚してください!」って意味なのは曳地康解釈で明らか
唯が梓を見つめながら「永遠に一緒にいよう」的なことを歌ってる
プロポーズですねどうみても
「結婚しよう」って言われたら「はい」って答えるのが自然な流れ
しかも唯はその前に梓に写真を渡してる
この写真は唯が梓よりも若い、15歳の頃の写真だということが重要
「この写真をあげよう」ってのは
梓に出会う前の、自分の人生の全てをあずにゃんにあげようって意味
それが本質 写真は媒介物でしかない
以上の流れからもう分かったね
最終回は唯と梓の結婚式だったってこと




>> ムギの立ち位置が最高
皆さん書いていらっしゃるように、2巻になってかきふらい氏の慣れが出てきたのか(いい意味で)、安定感が増しているように感じます。

2巻は新歓から年末パーティまでで、アニメで言うと第一期の「番外編2」までにあたります。



私はアニメから入った口ですが、学祭ライブの結末や梓の結構なツンデレぶりなど、アニメとはまた一風変わった話もあって大いに楽しめました。個人的には、図書館で期末テストの勉強をする話に大爆笑してしまいました。



それにしても1巻から変わらぬムギのクオリティが秀逸。決して出番もセリフも多い訳ではなく、ボケる訳でもつっこむ訳でもないのにあのインパクト!文句無しのMVPwテレビであのキャラは再現できないかなw





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